オフィスの固定電話をクラウドPBXに変えるべき3つの理由とは?

クラウドPBXと呼ばれるサービスが登場して以降、オフィスで使われる固定電話を取り巻く環境は、大きく変化しつつあるようです。
今回は、オフィスの電話をクラウドPBXに変えるべき理由を中心に、そのメリットやおすすめのオフィス電話サービスなども踏まえながら、わかりやすく解説していきます。
コロナ禍の影響でテレワークが急増
依然として爆発的な流行を見せている新型コロナウイルス関連の話題ですが、今月2月2日には、東京都をはじめとする東西エリアの主要都市10都府県において、現在発令されている緊急事態宣言の延長が正式に決定されました。
この緊急事態宣言によってヒトの移動が大きく制限されています。いわゆる「ウィズコロナ(アフターコロナ)」の時代にあっては、テレワークをはじめとした非接触・非対面での業務スタイルの確立などは、可及的速やかに整えていく必要があると言えるでしょう。
テレワークの比率が「2.6倍」に上昇
レノボジャパンのが企画した調査によると、昨年2月〜10月までの8ヶ月間において、勤務形態が「出社」から「テレワーク」へと移行したという会社員が「2.6倍」に増加するなど、全国的なテレワークへの移行が急増している模様です。
不要不急の外出自粛が求められる昨今の世界情勢においては、社会的な責任を負う企業もまた、在宅勤務やテレワークへの環境移行を検討せざるを得ません。
従来までのオフィス電話の欠点
さて、非対面・非接触での労働環境を構築するためには、場所や時間に縛られないオフィススタイルを構築していかなければなりません。
しかし、そうした状況にある一方で、PBXやビジネスフォンをはじめとする従来までのオフィス電話には、テレワークへの移行を妨げる多くの制約があります。
》クラウドPBXでテレワークを最適化!企業のDXは電話から始めよう
会社にいなければ対応できない
従来までのオフィス電話を利用している以上、会社にいなければ電話での応対業務が行えないということは、大きなデメリットの一つと言えるでしょう。
働く場所や時間に物理的な制約がある場合、従業員のテレワーク移行が進まなくなってしまうだけではなく、交通費の支給や電気料金の増加などといった、諸々のコスト悪化を招いてしまいます。
クラウドPBXとは?
近年になって新しく登場したクラウドPBXの場合、設置の手間を抑えられるうえ、スマートフォンやタブレットなどのモバイル端末をオフィスの電話としても活用することができます。
そもそも「クラウドPBX」とは、従来までの物理的なPBX(構内交換機)をインターネットのサーバー上に設置することによって、さまざまな端末で電話番号の共有などが行える技術のことを指します。
クラウドPBXの活用による電話環境のオンライン化などは、今後のコロナ禍を生きる企業にとっては必要不可欠であり、コスト削減や生産性の向上などにも非常に大きなメリットをもたらすでしょう。
オフィスの電話をクラウドPBXに変えるべき3つの理由
ここからは、オフィスの電話をクラウドPBXに変えるべき3つの理由を簡単に解説いたします。
コロナ対策につながる
まず最初のメリットとしては「コロナ対策につながる」という点が挙げられるでしょう。
クラウドPBXを導入することによって、場所や時間に縛られない自由な働き方が実現されるため、会社に出社せずとも、それぞれの家庭で電話応対業務を行うことができます。
全面的なテレワークを実現させることができるため、社内クラスターなどの感染リスクを最小限に抑えられることなどは、大きなメリットであると言えます。
コスト削減につながる
続いてのメリットとしては「コスト削減につながる」という点が挙げられます。
出社の必要性がなくなれば、それにともなう交通費や電気料金などの諸々のランニングコストを節約することができます。
また、クラウドPBXの通話料金は、従来型の電話サービスよりも比較的安価な傾向にあるため、通話料の削減につながるということも、大きなメリットであると言えます。
業務効率アップにつながる
最後のメリットとしては「業務効率アップにつながる」という点が挙げられるでしょう。
クラウドPBXを導入することによって、電話環境のデジタル化を実現することができるため、顧客の電話番号や架電履歴などの情報もデジタルツールを用いて一元的に管理することができるようになります。
また、一部のクラウドPBXサービスには、CRMやSFAなどの機能を兼ねているものがあるため、そうしたサービスを利用することによって、業務効率の最大化に大きな効果を期待することができるでしょう。
まとめ
今回は、オフィスの電話をクラウドPBXに変えるべき理由を中心に、そのメリットやおすすめのオフィス電話サービスなども踏まえながら、わかりやすく解説していきました。
コロナ禍に突入してからというもの、従来までは当たり前とされてきた出社での勤務スタイルなどは、その存在に大きな疑問符が付せられるようになりました。
クラウドPBXを導入することによって、非対面・非接触でのコロナ対策に取り組むことができるだけではなく、コスト削減や業務効率の改善なども期待することができるため、積極的な導入を検討していきたいところですね。