コラム

費用で選ぶ!クラウドPBXの比較6選

テレワーク導入の広がりとともに、導入企業が増加しているのが「クラウドPBX」です。自宅や屋外からでも固定電話の番号を受発信できるクラウドPBXは、今後更に需要が伸びてくるツールと考えられるでしょう。

しかし、クラウドPBXと一口に言っても、様々なサービスがあり、どのサービスが良いのか、格安で利用できるサービスはどれなのか分からないという方も多いのではないでしょうか。

そこで本記事では、クラウドPBXの「費用」に注目し、おすすめのサービスを6サービス比較していきます。費用を抑えて充実したサービス提供をしているクラウドPBXを探しているという方は、ぜひ参考にしてください。

クラウドPBXの費用相場

そもそも、クラウドPBXの費用は、

  1. 初期費用
  2. 月額基本料金
  3. 通話料
  4. その他オプション

に分けられます。

それぞれの項目別に相場を解説していきましょう。

①初期費用の相場

初期費用としては、サーバー登録費やシステム設定費などがあげられます。

大体1万円から5万円程度が相場ですが、無料に設定しているサービスも多くあるようです。

②月額基本料金の相場

基本料金は、毎月定額でかかる費用で、一般的には1,500円~2,500円程度が相場とされています。

ただし、基本料金は利用する回線の数によって決まり、契約回線が多ければ割引の対象になる可能性もありますので、一概にこの料金とは言えません。

③通話料

基本料金とは別に、毎月電話をした分だけ加算されるのが「通話料」です。通話料は相手の端末によって変動がありますが、下記の料金が相場となっています。

  • 固定電話:3分8円程度
  • フリーダイヤル:1分10円程度
  • スマートフォン:1分15円程度

④その他オプション

その他オプションで録音機能や自動応答機能(IVR)をつけると、それだけ月額に支払う料金が加算されます。

「費用」を軸にクラウドPBXを選ぶ際は、なるべくオプションをつけなくても快適に利用できるサービスを選ぶか、オプションをつけても他サービスより比較的安価に利用できるサービスを選ぶようにすることが大切です。



格安のクラウドPBX6選

では、ここからは格安のクラウドPBXを6サービス厳選し、それぞれ解説していきます。

クラウドフォン

クラウドフォンは株式会社Wizが提供しているクラウドPBXです。料金は以下の通りです。


初期費用無料
基本料金880円~(税込)


初期費用は無料、基本料金は880円~(税込)と、格安で利用することができます。ちなみに基本料金880円~(税込)の中に回線料金や、番号付与の料金が含まれているので、他サービスよりもかなり安価に利用することができるでしょう。

内訳は

端末利用料(回線):550円(税込)/1台

番号付与(050):330円(税込)

です。

また、クラウドフォンは無料で録音機能が使えるうえに、電話番号の発行個数やチャネルの制限がありません。拠点ごと、サービス毎に番号を分けたい場合でも、3番号以上や複数チャネルでの利用も可能です。

管理システムの利用やゲートウェイレンタルについては、別途オプション料金となりますが、基本的な機能は基本料金に含まれていますので、格安に利用できるサービスと言えるでしょう。



トビラフォンCloud

トビラフォンCloudはトビラシステムズ株式会社が提供するクラウドPBXです。料金は以下の通りです。


初期費用33,000円(税込)
基本料金3,300円(税込)


初期費用は33,000円(税込)かかりますが、内線通話、内線同士の転送料が無料であるため、オプションの付与が必要ないという点では将来的に安価に利用できるサービスと言えるでしょう。

また、月額利用料は初月無料という点や、発着信管理、迷惑電話リストの管理や録音データの抽出などが基本料金に含まれている点も見逃せない利点です。

モバビジ

モバビジはクラウドテレコム株式会社が提供する、クラウドPBXです。


初期費用無料
基本料金4,950円~(税込)


初期費用無料、月額料金は4,500円(税込)からの格安で利用でき、外線通話はもちろんのこと、グループ着信、転送などの基本的な機能が備わっています。そのほか、アプリ(月額税込385円)を使うことでさらに便利に利用できるでしょう。

更には、電話やメールでのお客様サポートも提供しており、クラウドPBXの導入が初めての方でも安心して利用することができるでしょう。

ひかりクラウドPBX

ひかりクラウドPBXはNTT東日本が提供するクラウドPBXです。


初期費用1,100円(税込)から
基本料金10回線までで10,000円~(税込)


NTT東日本は、インターネット回線を提供している事業者でもありますので、クラウドPBXと同時にインターネットの導入もできます。同時お申込みの場合は、回線の開通工事費用などが減額されますので、これから開業する方、移転をする方などは一度で格安にインフラ整備をすることができるでしょう。

また、月額費用は10回線までで1万円から。1回線に換算しても1,000円(税込)からの格安で利用できるので、従業員が10人以上いる企業や店舗におすすめです。

まとめてクラウドPBX

まとめてクラウドPBXは株式会社コヴィアネットワークスが提供するクラウドPBXです。


初期費用無料
基本料金5,280円(税込)


初期費用は無料、月額基本料金は5,280円(税込)で利用することができます。それに加えて回線追加料として1回線につき1078円(税込)がかかります。

月額料金としては、少々割高に感じますが、業務時間外の音声自動応答や着信転送機能、留守録のメール転送などの機能がついているので、オプションを付与することなく快適に利用することができます。

また、スマホで簡単に設定ができるので、現状利用している従業員個人のスマホや社用携帯の内線化も可能です。

OFFICEPHONE

OFFICEPHONEは、株式会社ベルテクノスが提供するクラウドPBXです。


初期費用無料
基本料金4,378円~(税込)


初期費用は無料、月額利用料は回線数に関係なく一律月額4,378円+108円(税込,1端末)のみでクラウドPBXサービスを利用することができます。

その他、GPS出勤怠管理をするシステムや着信時の自動音声案内によるなり分け設定はオプション対応となりますが、着信時に顧客情報を画面表示などは基本料金に含まれています。

そのため、最低限の機能のみで十分だという場合は、同サービスを利用すると格安に利用することができるでしょう。

クラウドPBXは費用だけで選んではいけない

しかし、クラウドPBXは単に”料金が安い”というだけで選んでしまうと、必要な機能が足りずにオプション追加をせざるを得なくなるなど、逆に費用が高くついてしまう可能性があります。

格安のクラウドPBXを選ぶ場合は下記の点にも注意して選択するとより良いサービスが選べるでしょう。

  1. セキュリティシステムは搭載されているか
  2. オプションをつけなくても利用できるか
  3. 音質は問題ないか
  4. 現在の固定番号を利用できるか
  5. 初期費用は高すぎないか
  6. メンテナンスは簡単か

それぞれ解説していきます。

①セキュリティシステムは搭載されているか

1つはセキュリティシステムが搭載されているのかという点です。クラウドPBXはその名の通りクラウド上、いわゆるインターネットに接続して利用するサービスのことをさします。

クラウドPBXを利用している企業や店舗の情報はもちろん、その中のお客様情報などもすべてインターネット上で管理されるため、これらのデータに対する不正アクセスやウイルス攻撃に対して万全の対策を行わなければなりません。

クラウドPBXのサービス自体にセキュリティシステムが搭載されているのかという点は必ず確認するようにしましょう。

②オプションをつけなくても利用できるか

いくら月額料金が格安でも、高額なオプションをいくつもつけなければ利用できないサービスは、かえって割高になる可能性が高くなります。

月額料金内で最低限のサービスが利用できるのか、また、オプションを付与する場合でもその料金は適切なのかを見極める必要があるでしょう。

③音質は問題ないか

クラウドPBXは、セキュリティ対策が不十分であったりアプリの質によっては音声品質が低下する可能性があります。

また、携帯端末との相性が悪い場合も考えられますので、サービス提供会社の公式ページだけでなく、導入事例や口コミなどを確認しておくことをおすすめします。

④現在の固定番号を利用できるか

クラウドPBXサービスのなかには、現在の固定番号を引き継ぐことができないサービスもあります。

新規開業の場合ではないかぎり、固定電話の番号をそのまま引き継ぐことができなければ、顧客への案内だけでなく公開情報の更新などで業務負担がかかります。

現在の固定番号をそのまま引き継いで利用できるかという点も必ず確認しておきましょう。

⑤初期費用は高すぎないか

月額料金が格安でも初期費用が高額であるケースもあります。なるべく導入費用を抑えたい方は、初期費用が高すぎないかどうかも確認することが大切です。

⑥メンテナンスは簡単か

クラウドPBXは、従来のPBXとちがって電話工事会社に設定変更などをしてもらうのではなく、ユーザーが自身で設定を変更することができます。

そのため、オフィスのレイアウト変更や、テレワークへの移行時、回線追加などの際は、Webサイト上の管理画面で行わなければなりません。

導入の前に一度、サービス会社から設定画面や管理画面を確認できるよう依頼しておくとトラブルが防げるはずです。

まとめ

本記事では、”費用”に注目し、格安で利用できるクラウドPBXを6サービスご紹介しました。

しかし、月額料金がどんなに格安でも、その他オプションを沢山つけなければ日常的に利用することができなかったり、セキュリティ面が軟弱であれば、結局は高額なコストが必要になる可能性もあります。

以上の事を踏まえると、本記事でおすすめするクラウドPBXは「クラウドフォン」です。初期費用は無料、その他月額料金内で基本的な機能を利用することができます。

ただ、複数店舗で利用したい場合や従業員が多い場合は、中小企業向けサービス、大企業向けサービスなども展開されていますので、それらのサービスも確認して比較してみると良いでしょう。