コラム

電話代行サービス10社のうちおすすめはどれ?価格/品質/特徴で徹底比較

最近では電話代行サービスを展開する企業は多くありますが、それゆえ、結局価格や品質的にどの電話代行サービスが良いのか分からないという企業様も多いのではないでしょうか。

そこで本記事では、これからサービス選び行う予定の企業や個人事業主の方向けに、『価格』『品質』『特徴』等の複数項目から10社の電話代行サービスを比較していきます。

電話代行サービスとは?

電話代行サービスとは、その名の通り、企業にかかってきた電話対応業務を第三者の企業が代行してくれるサービスを指すものです。

電話対応の業務は、それにともなったコールセンターの設備やスタッフの研修育成など、諸々の設備投資が発生してしまいます。

電話代行サービスが、電話対応に精通したプロが専門に対応を行なってくれるため、自社でシステムを組み上げる必要がありません。

また、いちいちオフィスの受電に気を取られることもなくなるため、コスト削減と業務効率化を両立させることができるでしょう。

電話代行サービスと秘書代行サービスの違い

電話代行サービスと似ているサービスとしては、同じく秘書代行サービスというものが挙げられるでしょう。

これらは基本的には同じようなサービス内容を指している場合が多く、企業やメーカーにもよってさまざまな名称があります。

電話代行サービスの名前がついているものは、電話対応の一次受けやクレームへの対応など、電話業務の代行が主要な内容といえるでしょう。

一方、秘書代行サービスの名前がついているものは、スケジュール調整や店舗の予約など、秘書業務に重きを置いているサービスが多い印象です。

電話代行サービスの選び方のポイント

サービスを比較・選定するうえで特に注意しておきたいポイントは以下の6つの点です。

  • 業種に合ったサービス
  • 対応時間やコール数
  • フォロー体制
  • 料金のバランス
  • オペレーターの品質
  • その他の特徴など

これらのポイントについて、ひとつずつ確認していきましょう。

業種に合ったサービスを選ぶ

電話代行を選ぶ際は、まず企業にどんな電話対応が必要か、現状電話業務におけるどの部分に工数がかかっているのか把握しておく必要があります。

例えば、

  • 電話代行を利用する目的は何か
  • どの時間帯に電話代行が必要なのか
  • 月に何本くらいの電話があるのか
  • どのような内容の電話が多いのか

などを明確化しておくことです。

そうすることで、各業種の電話応対に関する問題点が分かり、それぞれの企業に合ったサービスを導入することができるでしょう。

対応時間やコール数を選ぶ

月に何本ほどの電話があるのかが明確になったら、次は電話代行を利用する時間や、コール数などを決めていきます。

電話代行の対応時間は、多くのサービスが9:00から18:00で、それ以降、それ以前の対応を依頼する場合はオプション料金となるのが一般的です。

また、コール数に関しては、月に20コールなどの少ない受電数から対応しているプランもあれば、200コール以上の受電に対応しているプランもあります。企業の月のコール数を可視化して、自社に合ったコール数のプランを利用するようにしましょう。

サポートやフォローの体制を選ぶ

導入後のアフターフォローにはどのようなサービスがあるのかもチェックしておく必要があります。

例えば災害で電話がつながらなくなった時、電話のログを確認したいときなど、イレギュラーな自体が起こった際、 柔軟な対応をしてもらいたいところでしょう。

導入後のフォロー体制の中身についても確認しておくと、安心して利用することができるでしょう。        

料金のバランス

電話代行サービスの料金相場としては、月のコール数100回に対して10,000円、つまり1コール100円程度であるとされています。

しかし一概に月額料金が相場程度もしくはそれより安ければ良いというわけではありません。仮に1コール100円でも、他に追加料金の必要なオプションをつけなければ毎月快適に利用することができないという場合もあるのです。

電話代行に求めるサービスがプラン内で受けられるのか、オプションなどを付帯したうえで料金はどの程度になるのかを含めた計算が必要になってきます。全体的な料金とサービスのバランを意識することで、より最適な電話代行サービスを選ぶことができるでしょう。

オペレーターの品質

また、電話回線の品質はノイズが少なく聞き取りやすいのか、電話代行のオペレーターはある程度の教育を受けたオペレーターなのかなど、サービスの品質に注目することも重要です。

企業の社名を名乗って顧客や取引先からの電話の受け応えをしてもらうため、対応次第でマイナスの印象を与えてしまう可能性もあるかもしれません。

料金やサービス内容と合わせて品質にも注目するようにしましょう。

その他の特徴など

サービスによっては、提供企業独自の強みを活かしたサービスを展開しているものもあります。

例えば、チャットツールなどで電話代行の内容を共有するサービスを行っている場合や、多言語対応の電話代行サービスを可能にしているケースなどです。

多言語対応などはオプションとなる可能性もありますが、外国人対応の多い企業やインバウンドを強めたい飲食店などは嬉しいサービスとなるでしょう。

》電話代行とコールセンターの違いは何?

電話代行サービスの比較10選

前項の選び方のポイントを踏まえ、おすすめの電話代行サービス10社をピックアップしました。

会社名利用料超過料金その他の特徴
スマートデスク10,000円/月100件1件200円~チャットツール連携可、営業代行可
渋谷オフィス5,000円/月40件1件180円~1,2000社以上の実績
ビジネスアシスト20,000円/月60件要問合せ正社員秘書検定保持
e秘書10,000円/月80件1件150円~多言語対応可
ランサーズアシスタント5,000円/月50件1件100円~チャットツール連携可
CUBE電話代行サービス15,000円/月100件要問合せクレーム一次対応可
インターコード9,800円/月100件要問合せ経理・営業・予約代行も
アタックス3,000円/月10件1件300円~1日単位での利用可
MKサービス11,040円/月80件1件148円~カスタマイズ可
電話代行サービス8,000円/月30件1件280円~24時間対応可

ここからは10社の電話代行サービスを料金やその他特徴から比較していきます。

①Smart desk(スマートデスク)

スマートデスクは株式会社Wizが提供する電話代行サービスです。

【料金】◎ 

料金面は月次のコール数100件に対して10,000円と、相場料金と同等です。ただし、超過料金に関しては1件につき200円の従量課金が発生するかたちとなっています。

【特徴】

スラックやチャットワークなどビジネスチャットツールの利用も可能であるため、企業との連携もスムーズに行うことができるでしょう。また、通話のログを聴くことができるのも、万が一のことがあった際に安心です。

【料金とサービスのバランス】◎

1コール100円程の格安料金で利用できるサービスは電話代行以外のオプションサービスを付帯しなければ、転送ができなかったりチャットツールとの連携ができなかったりするケースもあります。

しかしスマートデスクによる電話代行サービスでは、チャットツールとの連携や通話ログの提供はすべて月額料金に含まれているので、オプションを付帯せず月額料金のみで利用できるのが嬉しいポイントといえるでしょう。

》Smart deskの詳細はこちら!料金や内容をチェック

②渋谷オフィス

渋谷オフィスはこれまでに12,000社以上の企業に提供実績がある会社です。

【料金】〇

月額料金でいえば40件の対応に対して5,000円と少々割高です。また、超過料金に関しても1件180円が加算されますので注意しましょう。

【特徴】

渋谷オフィスの電話代行は、用件の聞き取りに加えて、会話の録音や用件の電話連絡も含まれています。またオペレーターも新人が入社したら6カ月間の研修がありますので、その研修をクリアしたオペレーターしか電話代行の業務を行いません。

そのため、電話応対の品質に関しては安定性を担保することができるでしょう。

【料金とサービスのバランス】〇

渋谷オフィスの電話代行は1件当たりの料金は他サービスよりも割高であるものの、用件の聞き取りだけでなく商品の受注受付なども可能で、月額料金の中に様々なサービスが含まれています。

そのため、オプションを付帯しなくても豊富なサービスを受けることができます。

③ビジネスアシスト

ビジネスアシストは設立20年の歴史ある企業です。

【料金】△

ビジネスアシストの電話代行サービスは、1か月60件までの対応に対して20,000円と、割高な料金設定となっています。

【特徴】

 料金面では割高であるものの、ビジネスアシストのオペレーターは、全員240時間の研修を終えた正社員だけが対応し、全員が秘書検定も保有しているので、安心して任せることができるでしょう。

【料金とサービスのバランス】〇

顧客や取引先に対しての会社案内や用件の聞き取りなど、オプション対応となることが多いサービスについても月額料金内での対応が可能です。オペレーターの品質も担保されていますので、顧客や取引先ごとの最適な応対が期待できるでしょう。

④e秘書

e秘書はベルシステム24が提供する電話代行サービスです。

【料金】〇

月額料金は80件までの対応で10,000円ですが、超過分は1件につき150円で設定されているため、従量料金は他社と比較すると安く設定されています。

【特徴】

e秘書ならではの特徴としては多言語対応サービスがあることです。電話で外国語対応をする機会のある企業にとっては嬉しいサービスでしょう。(オプション対応)

また、応対品質や情報セキュリティ、コンプライアンスに関する研修が定期的に実施されますので、安心して電話代行を任せることができます。

【料金とサービスのバランス】〇

e秘書は、全額返金保証制度がありますので、2週間利用して満足できなければ全額返金できる制度があります。e秘書の品質を試してから本格的に利用できるという点では、利用者にとってありがたいサービスです。

⑤ランサーズアシスタント

ランサーズアシスタントは電話代行サービス以外にも、秘書や営業支援、Web制作など様々なサービスを展開している企業です。

【料金】◎

月額料金は50件の電話対応に対して5,000円と相場同等、超過料金も1件100円からと安価で設定されています。

【特徴】

チャットツールを利用して、受電業務の報告を行います。ただ、その他オプションなどのカスタムができないのが難点であるといえるでしょう。

【料金とサービスのバランス】〇

月額料金は比較的安価ですが、受電対応とその報告以外のサービスはありません。オペレーターは、テレオペ実務経験のあるフリーランスのアシスタントが対応するとのことで、電話代行サービス導入後のフォローが希薄になる可能性もあるので、事前に確認が必要です。

⑥CUBE電話代行サービス

CUBE電話代行サービスは、電話代行のみを専門サービスとして展開している企業です

【料金】〇

月額料金は100件のコールに対して15,000円と、相場よりは少々割高です。

【特徴】

ただし、CUBE電話代行サービスは、月額料金の中にクレームの一次対応も含まれています。他電話代行サービスの場合、クレーム対応についてはオプション、又はサービス外の場合が多いですが、月額料金内で対応してくれるのは嬉しいポイントです。

【料金とサービスのバランス】〇

CUBE電話代行サービスは1か月の返金保証制度があります。利用してみて料金とサービスが釣り合わないと感じた場合は1か月で解約し全額返金を受けることも可能です。

⑦インターコード

インターコードは電話代行サービスのほかにホームページ作成や企業のコンサルティングを行っている会社です。

【料金】◎

電話代行の料金は月額9,800円で100件までと、相場より格安で利用できます。

【特徴】

最安のプランでは、月額2,980円で20コールまでのプランもありますので、1日1コ―ル鳴るか鳴らないか程度の受電が少ない企業については、このプランでも十分でしょう。

最大では200件の受電まで受けることができるプランも用意されているので、個人事業主から大手企業まで幅広く利用できます。

【料金とサービスのバランス】◎

インターコードの電話代行オペレーターは定期的な研修を実施し、高い品質をキープしているので、安心して任せることができるでしょう。受電回数の少ないクライアントでも、少ないコール数のプランから選ぶことができるので、新人に電話対応の業務を教育するより効果的です。

⑧アタックス

アタックスは電話代行だけでなく発信代行やコールセンターサービスも提供する総合的なコンシェルジュサービスを展開している企業です。

【料金】△

料金に関しては、月に10件の電話代行で3,000円と割高です。

【特徴】

アタックスの電話代行サービスは基本的な受電対応と合わせて、顧客一人一人の要望に応じた臨機応変な対応を行うことができます。電話代行でも、定型文のような会話ではなく、きめ細やかなやり取りをしてほしいという企業にとっては利点るなるでしょう。

【料金とサービスのバランス】△

ただし、様々なサービスについてはオプションで別途付帯する必要があります。基本的な対応は、電話応対、e-mailによる受電対応の共有、1日の業務報告です。

フルカスタムしたい企業の場合は総合的に見ると料金とのバランスが取れるのかもしれませんが、通常利用については他の電話代行サービスのほうが格安に利用できるでしょう。

⑨MKサービス

MKサービスはスモールプランの20コールまでであれば月々2,960円からの格安で利用できる電話代行サービスを提供している企業です。

【料金】〇

料金は月に80件の電話対応であれば11,040円となりますが、20コールまでであれば月々2,960円で利用することができます。

【特徴】

MKサービスの電話代行サービスは月々20件からの少ない対応数に配慮したプランが用意されているので、個人事業主や電話対応の少ない企業でも安心して依頼することができます。

ただし、内容のヒアリングやFAX対応については別途オプションとなりますので注意が必要です。

【料金とサービスのバランス】〇

月額料金のみを見ると、個人事業主でも比較的安価に利用できるサービスですが、オプションに関しては他の電話代行サービスと比べると割高になっています。

オプションを付帯しても、他サービスより安価に利用できる場合は問題ないですが、特にコール数が多いプランの場合は他サービスのほうが安価に利用できる可能性もあります。併せて他サービスのプランも検討しておくと良いでしょう。

⑩電話代行サービス

電話代行サービスは、『電話代行サービス株式会社』が提供するサービスです。

【料金】△

月額料金は30件の受電に対して8,000円、超過料金も1件280円と割り高な設定になっています。

【特徴】

電話代行サービスは、他サービスのようにプランが分かれているのではなくて企業ごとにカスタムをして利用できるサービスです。そのため、要望に合わせた形でプランをフルオーダーメイドすることができます。

【料金とサービスのバランス】〇

プランは企業がそれぞれ選ぶことになりますので不安になる方もいらっしゃるでしょう。しかし10日間のお試しもできますので、お試し期間に違和感を感じたらカスタムを変更したり、解約することも可能です。

また、24時間365日の対応も可能ですので、 平日祝日・時間帯に関係なく電話がなる可能性がある企業は、安心して利用できるでしょう。

》格安で使える電話代行サービスはどれ? 10社を価格で徹底比較

まとめ

電話代行サービスは、料金面ももちろん大切ですがそれぞれの企業に合ったサービスがフォローが受けられるものを利用することが重要です。

ご紹介したサービスのなかでも、料金とサービス内容のバランスを総合的に踏まえると特に『Smart desk』がおすすめです。相場程度の費用感で、基本的な受電対応を任せることができます。万が一の際の通話ログの確認やチャットツールとの連携も可能としているため、使いやすいサービスと言えるでしょう。

しかし、最適な電話代行サービスは、企業の業種やオフィスの営業時間、予算などによって大きく異なります。まずはサービス導入の際に、電話代行に求める点を明確にしたうえで、サービス比較・選定を行ってみましょう。

電話代行サービスをお探しの方、ご検討中の方は是非Smart deskのお問い合わせ窓口までお気軽にご相談ください。

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